2011年4月29日 newsアジア情報解析政治転載記事
昨年末の台湾五大都市首長選挙では、議席は国民党3、民進党2、という従来と変わらぬ結果だが、得票総数は民進党の票が多かった。台北市、新北市、台中市は国民党の首長だが、いずれも接戦であった。一方、高雄市、台南市では民進党候補が国民党候補を大きく引き離して当選した。
総じて、「次期総統選挙では民進党有利」という評価が多かったが、国を挙げての大規模な選挙とはいえ地方の首長を選ぶローカル選挙であったことを冷静に考えれば、民進党も楽観的にはなれないはずだ。世論調査においても優劣のない状態である。