2010年11月19日 news国際思想・宗教
中国におけるすべては共産党が決定する。文化・経済・思想に至るまですべてを支配する。チベット仏教やカトリック教においても、中国内での代表は共産党が指定した者しか認めない。
ローマ法王として5年、カトリック教では超保守派といわれるベネディクト16世がついに中共と対峙した。20日に予定されている河北省の地方教区に、中国共産党が勝手に任命したジョセフ・グオ・ジンカイ(音訳不明)司教を認めず「こうしたローマ法王庁の承認を得ない司教の任命は不法(Illicit)との見解を表明した」という。
前法王ヨハネパウロ2世は、ソ連の崩壊からドイツ東西統一に絶大な影響を及ぼしたといわれるが、この度のベネディクト16世の声明も中共に対して大きな影響を与えることになる。中国内での共産党の決定を正面から否定したのだ。