眞悟の時事通信 No.817平成25年2月1日 を転載

仁徳天皇百舌鳥耳原中陵に関する報国とお願い

本日夕刻、仁徳天皇百舌鳥耳原中陵に参拝し、その後南側正面の礼拝地の左右で行われている「工事」を観察した。
これが、陵墓の破壊であると全く気付かぬ風情の者達が、フェンスで囲って中が見えなくした「造成現場」で工事を続けている。しかし、工事現場の人を詰問しても仕方がない。
工事を続けているのは次の組織である。
発注者宮内庁京都事務所電話075-211-1211
施工者(株)芝松組電話072-939-1543

かつて、懐かしい昭和の象徴的な建物であった、美智子皇后陛下の御生家であった正田邸の解体を率先して推進したのも宮内庁であった。
厚生省から宮内庁に人事異動でまわってきた者が、解体は皇后陛下のご意向であると、正田邸付近の住民で保存運動をしていた方に電話をかけて高圧的に語り保存運動をしないように命じてきた。そして、この者は後に宮内庁長官となり、長年その地位に居座っていた。
この宮内庁の越権に対して、私は国有財産となっていた正田邸の解体を、こともあろうに皇后陛下の名をかたって高圧的に推進するとは何事かとの質問主意書を政府に提出した。

正田邸解体を請負おうとした業者は、正田邸を眺めて、解体できませんと請負を辞退した。そこで政府は、日本人ではない解体業者を見つけてきて一挙に解体したのである。
大きな文化の破壊を政府自身がしたのだ。
本日、仁徳天皇百舌鳥耳原中陵の陵墓地を破壊してプレハブを建て事務所を新築しつつある現場を見て、この正田邸解体の時に味わった怒りがこみ上げてきた。

そして本日、「仁徳天皇百舌鳥耳原中陵の宮内庁による『開発工事』の即時中止を求める質問主意書」を衆議院議長に提出した。今のところ、主意書は、六日に衆議院から内閣に送付され、十二日に内閣から回答が送られてくる予定である。
もうすぐ、私のモームページの表紙で、クリックすれば本日提出した質問主意書を見ていただけるようにするつもりだ。

我が国の行政組織は、如何に不当であっても、一旦組織で決めたことは、国民の声など知らぬ存ぜぬで最後までやってしまおうとする。それを阻止するには、多くの国民の声が政府に届く必要がある。
万世一系の天皇を戴く日本の国民として、「こともあろうに宮内庁による仁徳天皇陵の破壊を許さない」という断固とした声を、一人でも多くの諸兄姉が、宮内庁もしくは内閣にお届けいただきたい。

(了)

 
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