2012年12月、北朝鮮は衛星と称するミサイル発射を予告し、発射した。衛星で発射場を確認していながら世界はそれを黙認し、石垣島上空を通過したが日本は同市に配備していた迎撃ミサイルPAC3を使用することはなかった。当然強く非難はしたが所詮言葉だけだ。「平和目的の衛星発射実験に対して迎撃ミサイルを発すれば、宣戦布告とみなす」という北朝鮮の脅しに屈したのだ。
次回はさらに大型化されたミサイルのため発射台も大型化されている。こうして発射位置とその準備が整っているのを確認したなら即刻中止させるべく警告することだ。そして前回のように日本および同盟国の領土を犯す可能性がわずかでもある場合は、先に発射台を叩くのが防衛だ。3年前の失態を繰り返してはいけない。
産経ニュース【北朝鮮情勢】より転載
ミサイル発射台の大型化が完了
テポドン改良型の倍、10月にも発射の可能性
【ソウル=名村隆寛】韓国の聯合ニュースは22日、同国政府筋の話として、北朝鮮が北西部の平安北道(ピョンアンプクド)東倉里(トンチャンリ)にある「西海衛星発射場」で、長距離ミサイル用の発射台を高さ67メートルまで大型化させる工事をほぼ完了したもようだと伝えた。従来の高さは50メートルだった。
韓国軍や情報当局は、2012年に衛星打ち上げ用ロケット「銀河3号」として北朝鮮が発射したテポドン2号の改良型(全長約30メートル)の倍の長さのミサイルを発射する能力があるとみているという。<ー全文はこちらー>
関連資料
Wikipedia:光明星3号2号機「北朝鮮によるミサイル発射実験 (2012年12月)」