11月7日(土)都内のライブハウスにて、平壌日本人村に暮らす「よど号ハイジャック事件犯人グループ」とのトークライブが開催される。
「よど号ハイジャック事件から50年 新時代のアジアと日本を考える」と題するイベントの中では、平壌とスタジオを国際電話で結び、犯人グループが肉声で参加する。
※よど号ハイジャック事件(よどごうハイジャックじけん)は、1970年(昭和45年)3月31日に共産主義者同盟赤軍派が起こした日本航空便ハイジャック事件。日本における最初のハイジャック事件である。
北朝鮮による日本人拉致事件は未だ解決に至らず多くの国民の関心が絶えないが、事件発生から50年が過ぎる「よど号ハイジャック事件」はそれを生で知る人たちが減り、今では昔話のように考える人たちが多い。この犯人グループは事件後から50年経つ今も北朝鮮の平壌にある「日本人村」で暮らしている。「よど号日本人村」というウェブサイトの中で日々の暮らしや今の自分たちが考えることなどを発信している。
※リンク:「よど号日本人村」
北朝鮮の厳しい監視の中で行われる情報配信や日本のトークライブ参加なので、北朝鮮に不都合な発言はないが、ハイジャックメンバーによる肉声でのトークを聴ける機会はなく、興味を寄せるところだ。
ライブ会場である「LOFT9」のイベントサイトより転載(転載元リンク)
1970年3月、日本にまだハイジャック法がないこの時、羽田から板付空港(現福岡空港)に向かっていた日航機よど号が富士山上空を過ぎたころ、9人の男たちが銃や日本刀を手に突如立ち上がった。当時激しかった学生運動の中でも、最過激派といわれた共産主義者同盟赤軍派の学生・高校生・労働者だった。
彼らはハイジャックを宣言し、ピョンヤンに向かうように要求。給油等を口実に、いったん機は板付に着陸。警察当局と交渉の末、女性・子供・高齢者・病人を解放し、男の乗客と乗員を乗せ、飛び立つ。しかし着いたのは韓国の金浦国際空港(ソウル)だった。一瞬、だまされかけた彼らだったが、ここで残りの人質と運輸政務次官の身代わりを承認し、機はピョンヤンに到着。
以来、50年、9人のメンバーのうち生き残っている4人と、その配偶者など6人は、ずっとピョンヤン郊外の通称日本人村に暮らす。
彼らは今、「どんな大義であれ、人の身体や生命を危険にさらすような方法は間違っていた」と表明し、ツイッターやHPも活用して、見解を積極的に明らかにしています。
半世紀もの間、彼らは何をし、何を考えたのか。関係者、識者、そしてピョンヤンからの彼らの電話も受けて、トークイベントを展開します。
ハイジャックから50年
当時の活動家が何を総括すべきか、語ります。
ピョンヤンと国際電話で結び、肉声で現在の彼らを語ってもらいます。
出演:雨宮処凛(作家・活動家。第2部にも)
三浦俊一(釜ヶ崎労働組合副委員長・元赤軍派)
植垣康博(討論酒場バロン経営・連合赤軍被告として獄中30年)
山中幸男(救援連絡センター事務局長)
司会:椎野礼仁(編集者)
これからのアジアと日本を考える
活躍中の論客に、新しいアジア・日朝関係について、活発に意見交換していただきます。
ここでもピョンヤンと電話で話します。
出演:森 達也(映画監督・作家)
孫崎 享(元外務省情報局長)
蓮池 透(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会・元事務局長)
初沢亜利(写真家・『隣人。それから 38度の北』(徳間書店)
南丘喜八郎(月刊日本主幹)
佐々木道博(京都総合研究所社長)
司会:足立正生(映画監督・元日本赤軍)
詳 細 | |
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日時 | 2020年11月7日(土)開場 17:30 / 開始 18:00 |
会場 | LOFT9 Shibuya (web site) 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS(キノハウス) 1F(GoogleMap) TEL 03-5784-1239 |
参加費 | 予約¥1800/当日¥2000(+1Drink代) (時節柄、なるべく予約をお願いします。70名限定) |
申込先 | チケット予約フォーム |
主催 | トークイベント実行委員会 ・ピョンヤン かりの会(よど号グループ) ・オリオンの会 ・yobo_yodo supporters茶話会 ・救援連絡センター |
web配信 | 配信視聴(ツイキャスプレミア配信)¥1200 https://twitcasting.tv/loft9shibuya/shopcart/31342 ※アーカイヴは2週間(11/21迄)視聴・購入可能 |