18日午後、中国からの不法入国でベトナム当局に拘束されたウィグル人たちが、中国に強制送還されることを恐れ、警備隊員の銃を奪って発砲し、ウィグル人5人以上と警備隊員2人の少なくとも7名が死亡した。
現在ベトナム国内のインターネットで拡散されているのは、手錠をかけられたまま射殺されたウィグル人たちの写真。彼らが中国に強制送還されるということは死を意味する。最後に決死の覚悟で抵抗した結果こうなった。
中国からの脱出、ベトナムへの不法入国などと犯罪者の扱いだが、彼らは中共からの脅威に耐えられず命の存亡をかけて脱出したのだ。ベトナム当局は中共に利用された。中共は今後ウィグル人への弾圧を正当化させるため、この事件を大きく報じている。

殺された後も手錠掛けたままの難民の遺体

ベトナムで拡散されている、殺されたウイグル人難民たちの写真。
ベトナムの人々はウイグル人難民たちに同情し、政府のやり方に対して非難の声が高まっている。
写真:殺された後も手錠掛けたままの難民の遺体
twitterで拡散されている写真



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毎日新聞 4月19日(土)0時52分配信
<中国>ベトナム国境で7人死亡 脱出試みたウイグル族か
18日午後、ベトナムに不法入国した中国人が銃を発砲し、少なくとも中国人5人とベトナム国境警備隊員2人の計7人が死亡した。

不法入国者がいるという中国側からの連絡を受け、ベトナム国境警備隊が男女や子ども計16人の中国人を拘束した。本国に送還されるのを待っていた際、拘束されたうちの1人が国境警備隊員の銃を奪って発砲。その際に中国人とベトナム国境警備隊員が死亡したという。拘束された中国人のうち数人の女性はベールなどをかぶっており、イスラム教徒とみられるという。

ウイグル族をめぐっては、タイで今年3月、中国から逃れたウイグル族とみられる200人以上が不法入国容疑で拘束されている。今回もウイグル族が中国当局の弾圧から逃れるためにベトナムに入国し、追跡していた中国当局からの通報を受けて拘束された可能性がある。