中国の新疆ウイグル自治区においてウイグル人を対象にした収容施設では、教育と称して拷問を繰り返し自己否定させイスラム教を信仰する精神を破壊し、健康診断と称して血液から採取したDNAを管理し臓器売買の具にされている。
中国から世界各地に逃れたウイグル人組織によって啓発され、多くの国々は中国を非難する声明を出しているが、日本での認知度はいまだに低く、この行為に対して日本政府は沈黙している。

日本ウイグル協会 より転載

日本ウイグル協会講演会
「なぜウイグル民族は今の状況に落ちてしまったのか?」

講師:エリキン・スデック博士/リシャット・アッバス博士

ウイグル(東トルキスタン)における全土の収容所化と、そこで繰り広げられている民族ジェノサイドというべき中国の弾圧の模様は、国際社会にもやっと認知されつつあります。しかし、まだまだその全貌は明らかになっていません。日本ウイグル協会では、今後連続学習会を通じて、この実態を日本の皆様方にできるだけ伝えていきたいと思います。
 今回はエリキン・スデック博士とリシャット・アッバス博士を講演者に迎え、アメリカ在住のウイグル知識人の立場から、現在のウイグル問題について語っていただきます。
 ぜひ、皆様のご参加並びに、報道関係の方々のご協力をよろしくお願いします。

エリキン・スデック(Erkin Sidick)博士
エリキン・スデック(Erkin Sidick)博士アクス出身。新疆大学で電気工学の学士号を取得した後、同大学の講師となる。そして、1988年までに、中国国内や日本で客員研究員となる。
1990年に、カリフォルニア州立大学で物理学の修士号を取得。1995年に、カリフォルニア大学で電気工学の博士号を取得。カリフォルニア大学デービス校およびサンディア国立研究所(CA)で、1年半にわたり博士研究員(ポスドク)の研究に従事した後、カリフォルニア州シリコンバレーにある3つの異なるハイテク企業の研究開発、ならびにさまざまな分野の光学部品の管理職を担当。
2004年1月に、カリフォルニア工科大学NASAジェット推進研究所に入社。彼は現在、居住可能な外惑星を直接探知するWFIRSTのような様々な宇宙望遠鏡プロジェクトのシニアオプティカルエンジニアとして活躍している。
彼は、ジャーナルペーパー、本、および会議のプレゼンテーションを含む108の出版物を執筆およびまたは共著している。博士は3つの特許を持っている。

リシャット・アッバス(Rishat Abbas)博士
リシャット・アッバス(Rishat Abbas)博士リシャット・アッバス博士は、アメリカの著名な科学者であり、臨床薬理学者です。
彼は、ウルムチの伝統医学大学で学ぶと共に、1978年から1984年まで、南京の薬科理科大学で薬理学を学びました。医科大学並びに薬理学研究所を経て、研究を続けるため渡米、1994年にオハイオ州立大学から薬理学の博士号を授与されています。その後、1994年から1996年まで、彼はライト・パターソン空軍基地やアームストロング研究所などで研究をつづけました。
アッバス博士のこれまで約20年間に及ぶ研究の成果は、心臓血管系、中枢神経系、肺がんなどの治療薬の開発、慢性骨髄性白血病における臨床研究など多岐にわたっています。
2017年には、白血病や乳がんの治療薬開発を行い新薬として認定され、これまで150以上の著作、論文を発表し、様々な賞を受けています。現在臨床薬理学、臨床薬物動態学、臨床薬理臨床治療学などについて国際的な科学誌に論文を発表し続けています。
アッバス博士は、1998年にウイグルアメリカンアソシエーションを共同設立、現在ウイグルアカデミーの名誉会長と世界ウイグル会議上級顧問を務めています。

※印刷用チラシPDFファイル

詳 細
日時 2019年3月17日(日) 14:30開場
会場 前田道路白金ビル 4階会議室
(東京都港区白金台5-22-12 /JR目黒駅徒歩3分 ※Google地図)
主催 特定非営利活動法人 日本ウイグル協会
日本ウイグル協会 Japan Uyghur Association
http://uyghur-j.org Email: info@uyghur-j.org
TEL : 080-3248-3463 (イリハム・マハムティ)

日本ウイグル協会講演会 「なぜウイグル民族は今の状況に落ちてしまったのか?」