台湾の総統選挙・立法委員選挙の投開票が16日行われ、野党・民進党候補の蔡英文氏が圧倒的大差で勝利した。民進党の蔡英文氏の得票は約650万票、対する国民党の朱立倫氏の得票は約320万票で、対比10対5というダブルスコアでの圧勝となった。
同時に行われた立法院選挙でも民進党が過半数を獲得し第1党になる見込みで、名実ともに政権交代といえる。2000年の陳水扁氏勝利による政権交代は総統のみ民進党であり、立法院議員は国民党が圧倒的多数を占めていたため、陳総統は裸の王様同様であった。しかし今回の立法院選挙の勝利によって名実ともに政権交代が実現する。
<開票結果詳細 2016.01.17>
有権者 18,782,991 (中央政府直轄6市の住民が7割近くを占める)
- 総統・副総統候補
蔡英文主席と陳建仁氏 6,894,744(次点との対比 10対5.5)
朱立倫主席と王如玄・女史 3,813,365
親民党の宋楚瑜主席と民国党の徐欣瑩主席 1,576,861 - 立法院(113議席)
民進党 68
国民党 35
時代力量 5
親民党 3
無党団結連盟 1
無所属 1 - 立法委員選挙の投票率
選挙区別 66.58%
山地原住民族 57.66%
平地原住民族 51.72%
比例代表立法委員及び在外国民 66.25%