沖縄県知事選挙では、米軍普天間飛行場の辺野古移転に反対する候補者が勝利したことをうけ、それが県民の意思表示のように報じられているが、現実は異なる。県知事選挙はあくまでも県知事を決める選挙だ。知事の役割は多岐に渡り、基地問題は重要だがすべてではない。

金武町と在日米海兵隊による合同避難訓練が行われ、双方ともに充実した日になったようだ。大規模な災害に備えた訓練の重要性は、地震大国日本のみならず世界の認識となっている。本来なら大きく報じながら、県内各地で米軍や自衛隊との訓練を促すべきだが、相変わらず沖縄メディアがこうした明るいニュースを報じることはない。

在日米海兵隊 facebook 2014.11.21 より転載

金武町と海兵隊がキャンプ・ハンセンで、津波を想定した合同避難訓練を実施し、自然災害に対する備えを強化し、海兵隊と地元地域の災害対応担当者のコミュニケーションを向上。

金武町と海兵隊が合同津波避難訓練を実施

金武町と在日米海兵隊の合同訓練

【在沖縄米海兵隊施設キャンプ・ハンセン】 金武町住民が町内にあるキャンプ・ハンセンで、海兵隊と共に津波を想定した避難訓練に参加し、2つの地元コミュニティが自然災害に対する備えを強化しました。
これまでにも同様の訓練は実施されていましたが、今年9月に金武町とキャンプ・ハンセンが現地実施協定に調印して以来、初の訓練となりました。
金武町住民や救急隊員は協定により、避難訓練や自然災害時には、キャンプ・ハンセン内を通行することが可能になりました。

キャンプ・ハンセン作戦担当官のアンドリュー・マーツ少佐は、「この訓練に携わることで、金武町や他の自治体とのコミュニケーションを向上することができ、我々が地元地域から切り離されているのではなく、地域の一員であることを知ってもらえます」と説明しています。

金武町災害対策チームのボランティアである名護勝さんは、「本日、訓練を実施した理由は、11月5日が『津波防災の日』だからです」と話し、訓練では、海兵隊と金武町救急隊、石川消防署、地元地域の災害対応担当者のコミュニケーションを向上することができたと話しています。

マーツ少佐は、「本日は、金武町と最初の津波対応訓練を実施しましたが、2ヶ月前に協定に署名して以来、地元の人々と訓練を行うのは初めてです」と述べています。

東日本大震災の教訓を胸に、海兵隊当局者は津波の破壊力や地元地域との避難訓練の必要性を理解しています。

マーツ少佐は、「何をするにしても、訓練して、事前に道順を視察することで、安心感が得られ、実際に何かが起きた時には、より迅速に対応することができます」と説明しています。
この日実施された避難訓練では、地域の人たちがキャンプ・ハンセンのゲート前に集合し、地域の災害対応担当者や海兵隊員らと一緒に基地内に入りました。

マシュー・ジャニッチェ上等兵は、「このような演習は、防災訓練のようなもので、どこに行けばいいのか、どのように対応すればいいのか、どのような基準で無事に避難すればいいのか把握するまで訓練を繰り返す必要があります。実際に津波が起きても、これからは、どこで、何をすればいいのかが分かるので、慌てふためくことはありませんね」と話し、キャンプ・ハンセンは、金武町付近では一番の高台なので、地元の人たちの主要な避難ルートとなると述べています。

金武町と在日米海兵隊の合同訓練

海兵隊関係者は参加した住民に補助的進入口となる別のゲートへも案内し、利用できることを示しました。
マーツ少佐は、「全体的に訓練はうまくいったと思います。改善できる点はいくつかありましたが、地域指導者の顔や名前を覚えることができました。地域の指導者たちとお会いできたので、今後の避難訓練はより円滑になることでしょう」と訓練の感想を述べています。

facebook : 在日米海兵隊