少し遅れましたが、沖縄県の慰霊の日に行われた沖縄全戦没者追悼集会の時の記事です。ケネディ大使や在日米海兵隊トップのウィスラー中将も式に参列し、敬意を表しました。
ケネディ大使や在日米海兵隊トップが沖縄全戦没者追悼式に参列
【沖縄県糸満市】 6月23日、沖縄戦での戦没者を追悼するために、摩文仁の平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式が執り行われました。
沖縄戦は1945年3月26日から始まり、沖縄での地上戦は6月23日まで続き、日米両軍と民間人を合わせた戦没者は20万人にも及びました。
ケネディ駐日米国大使と在日米海兵隊トップのウィスラー中将は、在沖縄米軍慰問団が計画した米国の追悼式で貴賓のゲストスピーカーを務めました。
ケネディ大使は、「本日、この悲惨な戦闘で命を落とした何十万人もの魂を偲びます。戦闘で、この美しい島とコミュニティが大きな打撃を受けました」と語りました。
米国の追悼式のあと、沖縄戦で命を落とした人全員を追悼する、より大きな沖縄全戦没者追悼式が執り行われ、安倍晋三首相や仲井眞弘多沖縄県知事を含む4,000人あまりが参列しました。
ケネディ大使は、日米同盟の拠り所は命を落とした人全員の献身のたまものだと話し、「勇気、和解、忍耐、友好などの数え切れない行為によって戦争の荒廃から推し進み、我々二カ国は世界中の平和と繁栄を確保するよう協力しています。本日、この場所を訪問することで、その大義に対する献身を新たにします」と述べました。
追悼式は、沖縄戦最後の交戦が行われた平和祈念公園で執り行われ、沖縄戦で戦死した12,000人以上の米軍人を含む24万人の名前が公園内にある平和の礎の石碑に記載されています。
沖縄全戦没者追悼式でケネディ大使やウィスラー中将などの貴賓が全戦没者に一輪の白い花を手向けました。
ウィスラー中将は、「私の背後、皆さんの前にある平和の礎の壁に刻まれた軍人の名前は、彼らの無償の勇敢さと不屈の精神を私たちに厳粛に思い起こさせます。彼ら全員が英雄であり、彼らの平和に対する計り知れない貢献に心から感謝しています」と述べました。
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