謹賀新年、政治的軍事的バランスの回復元年へ
あけましておめでとうございます
謹んで、新年のお祝いを申し上げます
そして、
御皇室と日本国民と国家の安泰を祈り申し上げます
同時に、
北朝鮮に拉致され、今、極寒の地で祖国への帰還を待つ多くの拉致された被害者の救出が、本年の国民の責務であることを思い、改めて、救出を切に祈ります
諸兄姉、新年を如何にお過ごしですか
本年のご健勝とご活躍を祈り申し上げます
一月一日は、十人ほどの仲間と共に、朝から堺市内の五つの神社の鳥居近くに立って、初詣の人々に、年賀のご挨拶をさせて頂いた。そして、夕刻、参加者全員事務所に集まり、杯を上げて新年の挨拶を交わした。
多くの初詣の人々が挨拶している私に話しかけてくれたなかで、一番多いのは、国を憂う言葉だ。
日本、どうなってしまうんや何とかしてくれな困る
なんや、あいつら(民主党のこと)、無茶苦茶にしてるやんか
がんばってやーしっかりしてやー
このような言葉を多く聞いた。
年末年始、政府民主党は何をしていたかといえば、
八つ場ダムの工事再開を決めてもめていた、
野田総理がちょろちょろ外国訪問をして、何をしに行ったのか分からないまま、かえってきて増税を決めた。
その間、十名ほどが離党している。
アホが混乱していると油断していてはならない。
その中で、民主党に一貫しているのは、日本弱体化指向である。
彼らは、国家の真の課題に直面せず、また、これを処理する能力はないが、人権擁護法という外国人に我が国の言論を検閲させるような法案を通そうとし、さらに外国人に参政権を与えようとしている。こういう能力はある。
同時に、日本人を無国籍のエコノミックアニマルと見立てて、日本をアメリカ多国籍企業のマネーゲームの餌にしようとしている(TPP)。つまり、松下政経塾出身の民主党の「首脳」達は、うまくアメリカに身を寄せる遊女のような能力はあるのだ。
そして、この日本弱体化指向は、なにも民主党の専売特許ではない。戦後という風土のなかで、政界においてタレント的に出世したい者を捉えてきた指向である。
従って、本年行われなければならない「政界再編」は、この日本弱体化指向を打破して、日本の誇りある個性と、日本の精神を回復するためのものでなければならない。つまり、戦後体制から脱却するための政界再編だ。
そして、この政界の再編は、死活的に重要である。
何故なら、我が国を取り巻く、内外の情勢は、我が国が百十年まえの日清日露戦役を戦った時の状況に似てきているからである。
旧臘、十二月三十一日の時事通信で、百七年前の旅順の戦いを書いたが、一夜明けた本年が、朝鮮半島と満州のますますの緊張をみることになるという予感からだったように思う。
日清戦争は、朝鮮半島の内紛に清国の軍隊が雪崩れ込んできて起こった。
日露戦争は、朝鮮半島がロシアの軍隊を受け入れたことによって起こった。
朝鮮戦争は、朝鮮半島に雪崩れ込んだ中共軍とアメリカ軍が戦った。
北朝鮮の金正日の「後継者」である三代目の白ブタが、継承に失敗し内紛になれば、必ず中共軍は半島内に入る。そして、我が国と拉致被害者に重大な影響を与える変動が起こる。
(こういうときに、野田は、中共にパンダをもらいに北京に行っただけだ!日本の野田と北朝鮮の白ブタ、しもぶくれでボーッとしているところが似ている、と中共首脳は喜んだだろう)
台湾の総統選挙は、この一月だ。蔡英文女史の勝利を祈るが、中共軍が台湾を飲み込みにかかる可能性は年々増大してきている。台湾海峡、バシー海峡そして南シナ海・東シナ海の動乱が起これば、我が国のシーレーンは切断され、日本経済は崩壊の危機に瀕する。
中共は、多数の核弾頭ミサイルを保有し、インド洋からアセアンの海、そして、南シナ海・東シナ海さらに西太平洋を中共の海にしようとしている。今、空母の建造中である。
実は、現在の我が国の最大の課題は、軍備の増強なのだ。
大陸との政治的軍事的バランスの回復こそ、我が国の存亡がかかる政治的決断である。従って、これができない民主党政治そして戦後政治は、もはや亡国の政治なのだ。
軍事的バランスの回復とは、
第一に、核弾頭ミサイルへの抑止力の獲得。
第二に、海軍力、空軍力の増強と陸海空の機動力増強。
つまり、「近代的国防軍の創設」だ。
政治的バランスの回復とは、
この近代的国防軍の創設を為せる「政治の創設」だ。
つまり、政界の大再編だ。