藤井厳喜アカデミー第2弾
第1講 6月30日(金) 「日本に復興財源はある」

国際政治学者の藤井厳喜氏は、日本経済を復活させる方法に関する具体的な提案として、「日本経済全体を活性化させるには、政府が膨大な公共投資をする必要がある」という。また、「日本国にはお金があるし、政府が財源を生み出す事は可能です。そして、政府の借金を増やさないで財源を創る事も可能だ」とした。

そして、「財源がない」という理由で、「積極的な公共投資拡大計画は不可能である」という政府見解は大きな間違いであると指摘した。

以下、要約

日本国では、お金が余り過ぎて、国内に十分な投資活動が行なわれないので、海外にお金を投資する事になり、資産と債務の差額である対外純資産が270兆円摘みあがっている。日本は世界一の対外債権国だ。

この外国に貸しているカネを引き上げて国内に投資するだけでも、災害復旧はもとより、大きな経済成長を生み出すことが出来る。従って、普通の国債もまだまだ発行することが出来る。

しかし、国の借金が増えるのは原則としては良いことではない。
そこで、最も望ましいのは、国家の通貨発行権を利用する事だ。
日本で通貨発行権を持っているのは、日銀と政府(行政府、特定すれば財務省)の2つ。行政府が持っている通貨発行権を「無形財産」と見なし、この無形財産を日銀が買い取ることによって、いくらでも必要なだけ、政府は財源を確保する事ができる。こうすれば、政府は全く借金をつくることなしに、巨大な財源を獲得する事ができる。
これが最も将来に向けても問題を残さない政府の財源の創り方だ。

詳細は動画にて
【藤井厳喜アカデミー第2弾】
日本を復活させる智恵─増税を許すな!復興財源はこうして創れ!
《第1講:日本に復興財源はある》
を転載

第2講 7月8日(金) 「国民を幸福にする経済政策とは」
拙著『日本はニッポン!金融グローバリズム以後の世界』で提唱した新国民経済学の考え方をもとに、経済政策の考え方そのものを考え直します。

第3講 7月15日(金) 「資本主義というカラクリ解明」
今、我々が生きる「資本主義」というものは、そもそもどういうものなのか?
さらに本質論を掘り下げます。

第4講 7月22日(金) 「市場とは何か」
市場原理主義という言葉なども使われますが、そもそも「市場」とはどういう特性をもつのでしょうか?

 
等々、こういう変化が激しく、経済の見方そのものが混乱したり、情報が氾濫する今だからこそ、一から根本的な経済を見つめ直し、皆さんが自分の頭でより深く、柔軟に考え、未来を切り拓く智恵に繋げるための考え方について、大いに語りたいと思います。

尚、これらシリーズは、第1弾の『国民の為の政治学』講座同様に、YouTubeと私のブログ上での公開となります。(完全無料)
開講日の日に忙しくて御覧になれないという方でも、いつでも何度でも、ご覧いただけます。

是非、周りの方々にも、お気軽にご紹介、拡散ください。

以上

 
リンク
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