1989-2016 天安門事件27周年 記念集会より転載
1989年6月4日、天安門で民主化を求める市民・学生たちは軍隊による残酷な弾圧を受けました。それ以後も中国政府は、天安門事件についての言及を許さずこの事件の真実を隠蔽し続けています。私たちは、この悲劇を忘れることはありません。
今年の天安門事件記念27周年集会には、当時の民主化運動の学生リーダーのひとり王丹氏が来日し、中国問題研究者の及川淳子氏とともに天安門事件から現在に至る中国民主化運動の歩みと、未だに言論弾圧を続ける中国の現状について講演いたします。
また、様々な立場からの中国民主化運動の支援者たちが集い中国民主化運動への連帯のメッセージを発表する予定です。皆様方のご参加をよろしくお願いいたします。
第一部
「天安門事件から現在まで 中国民主化運動の歩み」
王丹 氏
64天安門事件の民主化運動学生リーダー、台湾清華大学客員教授
及川淳子 氏
法政大学国際日本学研究所客員学術研究員、桜美林大学北東アジア総合研究所客員研究員
第二部
「私たちは天安門事件を決して忘れない 中国における政治情勢」
詳 細 | |
---|---|
日時 | 2016年6月5日(日)午後5時45分開場 |
会場 | 四谷区民ホール 新宿区内藤町87番地 四谷区民センター9階 ※交通・アクセスのご案内 地下鉄:東京メトロ丸ノ内線 「新宿御苑前」2番出口(大木戸門)より徒歩5分 都バス:品97 新宿駅西口~品川車庫「新宿一丁目」下車 ※ご来場者用の駐車場はございませんので、公共の交通機関をご利用ください。 |
参加費 | 1,000円 |
申込先 | メールアドレス:info@myxth.top 090-2179-9812(王進忠) 090-8340-2388(王戴) |
主催 | 六四天安門事件27周年記念集会実行委員会 日本中国民主化運動団体協調会 http://myxth.top 中国民主団結連盟日本支部、日本民主中国陣線(民主中国陣線日本支部とは関係ありません)、中国社会民主党日本支部、中国民主党日本支部、アジアと中国民主化考える会、中国民主化運動海外連席会議 |
他 | チラシPDFファイル(1.26MB) |
講演者プロフィール
王丹(Wang Dan)
1969年北京生まれ。北京大学在学中、学内新聞や雑誌の発行、民主サロンの主宰で活躍し、1989年の民主化運動では学生リーダーとして国内外から注目を集める。天安門事件の後、「反革命宣伝扇動罪」で懲役4年の刑に服役。釈放後は北京に留まり民主化運動を継続したが、1995年に再逮捕され「政府転覆陰謀罪」で懲役11年の判決。1998年に病気治療を理由に釈放され、アメリカに亡命。ハーバード大学に入学し、歴史学博士の学位を取得。その間、三度にわたりノーベル平和賞候補となる。
歴史研究と民主化運動を両立し、台湾の中央研究院近代史研究所、カリフォルニア大学、オックスフォード大学、台湾の政治大学、成功大学で客員研究員を勤め、現在は台湾の清華大学で客員教授として中国史を講義するほか、雑誌『公共知識分子』、『北京之春』を主宰。主要著書は、『王丹回憶録――從六四到流亡』(2016年邦訳刊行予定)、『王丹獄中回憶録』、『中華人民共和国史十五講』(邦訳、筑摩書房、2014年)など多数。
及川淳子(Oikawa Junko)
日本大学大学院総合社会情報研究科博士後期課程修了、博士(総合社会文化)。外務省在外公館専門調査員(在中国日本大使館)を経て、現在は、法政大学国際日本学研究所客員学術研究員、桜美林大学北東アジア総合研究所客員研究員。専門は現代中国社会、特に言論空間に関する研究。
主要著書、『現代中国の言論空間と政治文化―「李鋭ネットワーク」の形成と変容』(単著、御茶の水書房、 2012年)、『天安門事件から「08憲章」へ 〔中国民主化のための闘いと希望〕』(共訳著、藤原書店、2009年)、『中国ネット最前線―「情報統制」と「民主化」』(共著、蒼蒼社、2011年)、『劉暁波と中国民主化のゆくえ』(共著、花伝社、2011 年)、『習近平政権の言論統制』(共著、蒼蒼社、2014年)、『現代中国のリベラリズム思潮 』(共著、藤原書店、2015年)、『中国リベラリズムの政治空間』(共著、勉誠出版、2015年)ほか。