一度は隠蔽されかけた過去だが、今では世界が欲しがる教訓となっている。惜しみなく提供しろ。
水俣病解説員を養成へ
水俣市立水俣病資料館は、水俣病の歴史や館内の展示内容などを来館者に説明する「水俣病解説員」の養成講座を24日から始める。来館者により深く水俣病を理解してもらうため初めて取り組む。受講を呼び掛けている。
対象は社会人や大学生。講座は土曜午後に開き、来年2月までの計10回。初回の24日は名誉館長の丸山定巳熊本大名誉教授が、水俣病事件史の概要などを話す。
2回目以降の講師は県水俣病保健課の田中義人課長、NPO法人水俣病協働センターの谷洋一理事、資料館語り部の会の緒方正実会長ら。水俣病の基本的な内容を学び、9、10回目に解説の実技と筆記の試験をする。
講座は無料。来年度以降も開き、数年かけて10人程度の解説員を育てたい考え。同館は「水俣病の伝承に興味がある人に積極的に参加してほしい」と話している。同館TEL:0966(62)2621。(辻尚宏)
ブラジルの研究者ら水俣研修 水銀汚染の解決に
ブラジルの研究者らがアマゾン川流域の水銀汚染問題を解決するため、調査手法や環境に配慮した行政などを習得する研修が20日、水俣市で始まった。< 本文続き・・・ >
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