「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成24(2012)年9月2日 通巻第3742号 を転載

中国のカネに転んだニューヨーク・タイムズ
日本の意見広告は拒否してきた同紙が、中国の無謀な主張はOKという矛盾

ニューヨーク・タイムズが中国の尖兵と化した日として記憶しなければならない。

(産経)「8月31日付の米紙ニューヨーク・タイムズに、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)は中国固有の領土とした上で「もし日本がハワイは日本の領土だと表明したら、米国民はどう感じ、米国はどう行動するだろうか」と問い掛ける中国人実業家による広告が掲載された。
半ページの広告を出したのは陳光標氏。英語と中国語で記述された広告は「釣魚島は太古以来、中国の一部だ」とし、「日本の右翼が中国の領土主権を侵害している」「島の国有化の動きが右翼に扇動された」と主張。米政府と米国民に「日本の挑発的行動を非難する」よう呼び掛けている」(引用止め)。

陳光標は反日団体のスポンサーとして知られ、さきの香港の五人組の尖閣上陸の舟のチャーター代金を工面したり、背後に共産党の影があると噂される。

 
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