「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成24(2012)年 3月31日通巻 第3609号< トピックス >  を転載

独フランクフルト市長に戦後初のユダヤ人

フランクフルトへ東京からはJALもANAも、そしてルフトハンザも乗り入れ、530人乗りの大型ジェットが就航している。国際金融都市である。

29日に行われたフランクフルト市長選挙で、社会民主党のペーター・フェルドマン(エコノミスト)が当選した。フェルドマンはイスラエル訪問歴もあり、「わたしはイスラエルの安全保障政策を支持する」とした。
選挙の感想、とくにユダヤ人への排斥感情はあったかとの質問に「わたしはユダヤ人だということを市民は知っている。それでおわり。フランクフルトは移民に寛容である」と『エルサレムポスト』のインタビューに答えた。

フランクフルト市長は1930年に一度ユダヤ人市長が存在したが、ナチス政権以来、当時三万あったユダヤ人コミュニティは、いま7千人しかいない。ホロコースト以来、初のユダヤ人市長が誕生したことになる。

 

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