拉致救出、韓国ラジオに協力要請 政府が半島有事で検討
政府は25日までに、朝鮮半島有事の際、日本人拉致被害者への連絡手段として、対北朝鮮放送を行っている韓国の民間ラジオ局への協力を要請する方向で検討に入った。緊急事態発生時の対応策や、脱出用の港など集合場所の周知を図る。
有事の際には、どこでも聴取できるラジオが情報伝達に最も有効と判断した。政府の拉致問題対策本部が日本から放送している北朝鮮向け短波ラジオ番組「ふるさとの風」の活用も検討。特定失踪者問題調査会が日本で運営する北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」を非常時には緊急放送に切り替えることも要請する考えだ。
韓国は、対北朝鮮放送が聴けるようラジオを大型風船に付け北朝鮮に散布することを検討。
2010/12/26 02:02 【共同通信】