「台湾の声」 を転載

【台湾大使】教科書の台湾表記に危惧

台北駐日経済文化代表処(台湾駐日大使館)の馮寄台・駐日代表(大使)は12月23日付の「毎日新聞」に寄稿し、地図上で台湾と中華人民共和国(中国)が同じ色で塗られ、統計でも台湾を中国の数値の中に加えているケースがある日本の社会科教科書(地図帳)の台湾表記が「現実から乖離している」として地図や統計で台湾と中国を正しく区別するよう訴えた。

馮大使は、中国国民党の馬英九政権の立場から、台湾が「中華民国政府に返還された」という認識に立ち、「中国の統一」または「台湾の独立」を望むのは極めて少数だとしているが、「台湾は中華人民共和国の一部ではない」と明確に訴え、日本の教科書出版社に対して現実を直視するよう求めている。

台湾国内では「中華民国」体制を当面現状維持するのか、不当な(本来の憲法上領土と実効支配領域が全く一致しない)「中華民国」体制を廃止して「台湾」を国号とする正常な国家を速やかに建国すべきか意見が分かれているが、「台湾は中華人民共和国の一部ではない」という事実認識は与野党一致している。「台湾は中華人民共和国の一部」などという事実に反する洗脳教育を日本に一刻も早くやめてもらいたいのは台湾人共通の願いである。