宮崎正弘の国際ニュース・早読み 通巻第3980号 ▼ブックレビューを転載

西村幸祐『反日包囲網がアベノミクスを壊す』

日本の復興を目指し、「取り戻せ 日本」を進める安倍政権の敵は内部にいる。

「反日・日本人」らである。朝日、NHK,そして左翼学者と左翼文化人と経済学者らがアベノミクスをつぶそうとして躍起である(脱線だが朝日新聞前上海支局でボーン賞に輝くA記者、中国の美人スパイと出来てハニー・トラップに引っかかっていたと『週刊文春』が伝えている)。

何としても安倍政治を破滅へ導くために、様々な手練手管の謀略を『反日日本人』が仕掛けている。従軍慰安婦を、どうしても「性奴隷」にでっち上げたい左翼マスコミは、著者の造語である「トクアノミクス」と共闘している。

西村幸祐

著者:西村幸祐

本書で著者の西村幸祐氏は「安倍維新」とか「トクアノミクス」とかの新造語を用いる。比喩的であり、わかりやすい印象をもつ読者も多いだろうが、なにしろアベノミクスを明治維新、戦後の革新的な政治改革についで第三の大改革と位置づける。

トクアノミクスという「怪物」は特定アジア三カ国、つまり中国、韓国、北朝鮮で、これにアメリカの左翼が混合し、「日本の自立、独立を認めない。日本を封じ込めるシステム」のことを意味する。とんでもない敵を日本国内にかかえているのである。

さて誤報というより改竄、捏造報道の典型をやらかす朝日新聞は5月17日の記者会見で橋本大阪市長が訪米を予定していたが、米政府報道官は「性奴隷発言は言語道断で侮辱的」と発言した、と報道した。

ところが、公式記録にこの発言がないのだ。
いや、そればかりか、当時の記者会見でサキ報道官は「米政府が(慰安婦とか性奴隷を)定義するかどうか分からないし、従来通り慰安婦と説明します。あなた方(朝日)が細かく考えた性奴隷と言って欲しいんでしょ」と答えたのである。

もう一つ本書を通じて知った意外な事実は、日本人拉致をアメリカははるか昔、1970年代からCIAは把握しており、その機密報告をもとにイノウエ上院議員が質問をしている事実がある。ということは日本政府、警察も知っていたが、何故か握りつぶしてきたということである。

安倍維新は、こうした戦後日本の宿痾のような自閉、自虐を是正する必要に迫られている。

<書籍リンク>
「反日」包囲網がアベノミクスを壊す トクアノミクスの正体

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