5月25日から26日にかけて、「頑張れ日本!全国行動委員会」のメンバーによる第14回尖閣漁業活動が行われた。
前回4月の漁業活動は、領海侵犯してきた中国の公船に追われ、海保の強い指示により漁業活動を中止し、石垣港に逃げ帰る結果となった。
だが、先週は仲間均石垣市議と石垣市議会議長らが同海域で漁業を行い、その際は海保による警備の中で通常の操業ができている。

こうした、相手によってまったく異なる対応をしていた海保に対して、同会水島幹事長は強い憤りを発し、「中国公船が来ても絶対に逃げない」と海保に通告していた。そして、今回は海保の警備の中で予定通り漁業活動をし、無事に帰港した。
自らの領土領海を守るためには、支那の威嚇に怯まないことが最善策であることを再び実証した。

5月26日午後5時過ぎ、漁業活動を終えて石垣港に戻った「頑張れ日本!全国行動委員会」のメンバー

5月26日午後5時過ぎ、漁業活動を終えて石垣港に戻った「頑張れ日本!全国行動委員会」のメンバー


八重山日報の記事の中で、

水島幹事長は「漁業活動ができたことは良かったが(領海侵犯が常態化している)状況を続けてはいけない。領海侵犯したら海上自衛隊が撃沈するか、拿捕(だほ)する法律を作るべきだ」と話した。

というが、領海内は国内法で逮捕できる範囲だ。その際、逃げたり抵抗した場合は、拳銃で威嚇し、狙撃もできるはずで、過去にも暴力団の抗争などはそうして取締りをしてきた経緯がある。海上であるならそれに相応しい火力を装備すればいいだろう。あらたまった法整備ではなく、領土領海を守り抜く強い覚悟を示すことが重要だ。

八重山日報 2013.05.27 を転載

中国船、また地元漁船追跡 常態化する領海侵犯

民間団体「頑張れ日本!全国行動委員会」がチャーターした地元漁船など4隻が26日、尖閣諸島周辺で釣りを行った。中国海洋監視船3隻が午前10時5分ごろから相次いで領海侵犯し、漁船団を追跡する動きを見せたが、海上保安庁の巡視船が阻止。漁船団は無事、釣りを終え、同日午後5時ごろ、石垣漁港へ帰港した。

中国公船は、これまでも尖閣領海で地元漁船を追跡、包囲する動きを見せている。中国公船が地元漁船の操業を妨害するため、領海侵犯を繰り返している実態が改めて浮き彫りになった。中国公船の領海侵犯は昨年9月の尖閣国有化後、46回目。

同委員会の水島総幹事長によると、漁船団は25日夜、石垣漁港を出港。中国公船が来ても移動しないと海保には通告していたという。
26日朝、魚釣島周辺で釣りをしていると、午前10時ごろ、中国海洋監視船「海監66」「海監46」「海監26」が接近してきた。
海洋監視船は漁船団に向かってきたが、海保の巡視船が割って入るなどして漁船団をガード。

漁船内はしばらく騒然としたが、海洋監視船が時おり、汽笛を鳴らす以外の行動は見せなかったことから、すぐに落ち着きを取り戻したという。
漁船団は正午過ぎまで釣りを続けた。その間、海洋監視船に向け「君が代」を大音量で流すなどのデモンストレーションも行った。

漁船団は正午過ぎ、釣りを終えて石垣島へ向かったが、海洋監視船2隻が20~30分間にわたって漁船団を追跡した。
巡視船の警護を受けたため、漁船団に被害はなかった。
海洋監視船3隻は領海内で約5時間航行し、午後3時14分ごろまでに領海内を退去した。

同委員会のツアーは4月に次いで14回目。水島幹事長は「漁業活動ができたことは良かったが(領海侵犯が常態化している)状況を続けてはいけない。領海侵犯したら海上自衛隊が撃沈するか、拿捕(だほ)する法律を作るべきだ」と話した。

漁業活動参加者のブログ

 
当サイト内関連記事
【尖閣】5.13 中国公船 領海侵犯の真相
【尖閣】4.23 中国の領海侵犯 日本の漁船を追尾

リンク
頑張れ日本!全国行動委員会

 


 
リンク
国境の真実を報じる 八重山日報

【新刊】