8月末、西村真悟議員は台湾の元日本人の方々に招かれ、訪台した。そして、大正の末から昭和一桁生まれの強い日本人から、誇りある日本人としての言葉をかけられた。こうした方々の息吹に触れるたび、身の引き締まる思いに縁(えにし)を感じる。

台湾の元日本人の方々が西村真悟さんを招いたのは、

南の台湾から日本を見ていて、「日本の日本人」が、中共や韓国の歴史捏造による日本非難に対して断固として闘わないのが歯がゆくて悔しくて仕方がない。
韓国による訳の分からんアメリカを巻き込んだ「従軍慰安婦狂想曲」で、正論を述べて韓国の悪質な虚偽の反日宣伝と闘おうと主張している西村を、「日本の反日本人」が非難している。
もう黙っていられない。西村を台湾に呼んで、慰安婦のことを教えてやろう。

という思いがこみ上げてのことだったようだ。

私もたびたび台湾にいくが、高齢者から流暢な日本語で話しかけられ、正々堂々とした日本人的風貌を見るたび、緊張感と感謝、深い縁を感じるものだ。

真悟の時事通信 平成25年9月4日 から一部抜粋

会談に関しては、大正末年と昭和初年生まれの男性二人と昭和三年と七年生まれの女性二人のお話をご紹介する。

(男性)
そもそも「慰安婦」などという言葉は当時はなかった。
河野のやつ(官房長官)が、従軍を言い始めた。
本当に辛酸を味わったのは、日本の「からゆきさん」ですよ。
大和民族のプライドですから頑張ってください。西村さん、大仕事ですよ。

(男性)
台南に新町があった。僕ら中卒の給料は月四十円ほどで、新町の売春婦の給料は月二百円で、一カ年の前借りができた。売春婦が、戦地に行くとなったら、見方が変わる。朝鮮ピーといえば叱られる。戦地の兵隊さんの相手をするのだから、普通の売春婦とは格が違うんです。
彼女たちは、尊敬され、出征軍人と同じような旗で送られ出発していった。

(女性)
日本が悪かったと言って金をもらう運動があった。日本人は負けた負けたと卑屈すぎるからだ。
私は、父が医者で夫も医者です。それで以前、韓国で医学集会があって、夫と共に出席したことがある。私は、韓国も日本語が通じるので日本語で話し続けた。韓国側は日本語を使わなかった。
すると、韓国側の幹部の奥さんが私を別室に呼んで、「何故、日本語を使うのか」と詰問するのです。
私は、何故、「日本語を使わないのか。あの時の誇りを忘れたのですか」と逆に言った。
翌日、その奥さんは、私より流暢な日本語を話していた。
どうして日本は、台湾を手放したのですか。この点、恨みに思っています。

(女性)
大東亜戦争がなかったら、東洋人は今でも白人の奴隷にされていた。日本には、広島と長崎に原爆が落とされた。台湾には、蒋介石という原爆が落とされた。

出席した台湾の方々は、黙って発言の時を待っていたが、発言を始めると声が大きくなり堂々と話し続けられた。それは、日本人であった時の思い出と日本への思いだ。

その日本は外にあるのではなく、心の内にある日本だった。声が大きくなるのは、その「内なる日本」と現在の「外の日本」とのギャップが悔しいからだった。
話を聞いていて、日本は、彼らの「内なる日本」に回帰しなければならない、それが即ち「日本の再興」だと思った。

台湾は、現在、外省人(支那人)の馬英九政権のもとにある。従って、馬政権になってから、大陸(支那)との両岸交流が拡大し、支那人が台湾に大勢来るようになった。
私も、以前、台湾最南端のギャランピーの岬の狭い高台に、支那人が大勢群がっているのを見てその喧噪の様に辟易したことがある。そこは日本人の私にとって、数十万の日本人が水漬く屍となったバシー海峡に臨む慰霊の地だからである。

しかし、産経新聞の元台湾支局長によると、この大挙して台湾に押し寄せる傍若無人で自分勝手で行儀が悪く汚い支那人の群れが、思わぬ変化を台湾にもたらしている。
それは、自分たちと大陸の支那人は、違う。台湾人と支那人は違う。我々は支那人ではない。台湾人だという明確な覚醒である。

それに加えて、馬政権の意外と巧みな外交によって、日台漁業協定が締結された。
之によって、台湾漁民は、尖閣諸島を奪おうとする支那側に今までのように同調しなくなった。従って、香港から尖閣に押し寄せようとする支那側を台湾がサポートしなくなったので、「民間」を装った支那側の香港からの活動に支障が生じている。

このように、台湾人としての自意識の覚醒と台湾と支那との利害相反が明確になることによって、台湾と日本の連携への道筋が開かれ始めている。

この度、台湾の人々が私に語ってくれたのは、我々が忘れていた「古き良き日本」であり「誇りある強い日本」であった。
この「古き良き誇りある強い日本」を取り戻すことが、即ち「日本再興」である。
そして、再興された日本こそが、台湾と連携して、東アジアの明るい未来を開くことができる。
これが、この度、台湾で思ったことだ。

心より、台湾の人々に感謝し、ますますのご健勝を祈り、台湾と日本、両国の連携と東亜の共栄を実現せんと心に誓う。

 


 
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