中国と関係を断ち切りたい国は多いようだ。
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成25(2013)年3月19日 通巻第3906号 を転載
ティンセイン・ミャンマー大統領は17日から訪豪している。この外交上の椿事は1974年以来。11年に米国は突如、ミャンマーとの関係回復に乗り出してクリントン国務長官(当時)をヤンゴンに差し向け、翌年にはオバマ大統領もヤンゴンを訪問した。
突然の雪解けにとまどいはあったものの、日本の財界は本腰をいれてミャンマー進出を開始し、ANAは直行便を飛ばし、そしてこの一月には麻生財務相が訪問、直後に経団連は140名の大型ミッションを送り込んだ。
日本の本格的進出が始まる。
オーストラリアは、現在インドネシアと東チモール問題のもつれから外交関係がガタガタしているが、他にアセアン諸国との間に大きな障害はなく、この時点でミャンマー大統領が訪問を受け入れたのも状況の変化に対応したものだろう。
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