熊本市内の中学校で、生徒が希望していた高校への願書を、学校が出し忘れていたことが分かった。
忘れたではすまないだろう。生徒やその家族のみならず、周りに与えた影響は大きい。
今後の対応を注視したい。

くまにちコム 2011年03月24日を転載

熊本市の中学が願書出し忘れ 生徒は受験できず

 熊本市の市立中学校が、3年生の男子生徒が進学を希望していた学校への受験願書を出し忘れ、生徒が入学試験を受けられなかったことが、23日分かった。

 関係者によると、生徒は2月上旬ごろまでに、担任へ志望校の願書を提出。受け取った担任が進路指導担当の教諭に渡したが、願書受け付け締め切りまでに提出されなかった。

 締め切り後に願書が残っていたことに学校側が気付き、保護者と生徒に謝罪したが、親子ともかなりショックを受けた様子だったという。生徒は結局、その学校を受験できず、別の2校を受験した。

 市立中の校長は熊日の取材に対し、「市教委からは、そのような問題が起こったかどうかも含めて、現時点では話さないよう指導されている」として、事実関係を明らかにしていない。市教委は「24日、県教委が関係職員の懲戒処分を決定する。その後、謝罪会見を開きたい」としている。