中国空軍が福建省に新たな戦略的基地を建設した。これによって、戦闘機はわずか12分で尖閣諸島に到着する。台北へも10分ほどだ。内紛が激化する中共は新体制に向けてなんとか結束したいところだが、自力で国内事情を解決できない指導部は、そのために外敵が必要なのだ。日本を格好の餌食だと考えている。

一方、日本政府が取り組む国内問題は重要だが、それは国があっての話だ。政府として最も重要な使命は「国家主権の専守防衛」である。

レコードチャイナ 2012年5月28日 を転載

中国空軍、東シナ海有事に備え福建省に「秘密基地」建設
=尖閣諸島へ12分で到着可―台湾紙

2012年5月26日、台湾紙・聯合晩報は、中国が東シナ海のガス田「白樺」(中国名:春暁)や尖閣諸島の有事に備えた「最前線基地」となる軍用空港を福建省にほぼ完成させたと報じた。環球時報(電子版)が伝えた。

記事によると、軍用基地の場所は同省北部の寧徳市霞浦県水門シェ族郷。東シナ海のガス田「白樺」から約200km、尖閣諸島から約380km、台北市からは約246kmというまさに絶好のロケーション。台湾軍関係者によると、「白樺」へは戦闘機が離陸してから約7分、尖閣諸島へは約12分で到着する。

すでに、新型戦闘機「殲10(J-10)」や「Su-30(スホーイ30)」、無人攻撃機、S-300長距離地対空ミサイルなどが配備されたもよう。記事によると、グーグル・アースの衛星写真で最初に空港建設が確認されたのは2009年。台湾軍関係者は位置的に考えて、東シナ海の有事に備えた「最前線基地」であることは間違いないとみている。(翻訳・編集/NN)