『台湾の声』 を転載
インターネットを駆使して民主化要求デモを呼びかけ長期独裁政権崩壊へと導いたチュニジアの「ジャスミン革命」に触発され、中国でも各地で一斉集会を呼びかける情報がネットを通じて広まり、「中国版ジャスミン革命」の動きがあった。中国当局はこの動きを恐れ、集会の取り締まりやネット情報の閲覧規制に躍起となっている。
台湾の最大野党・民進党の蔡英文主席は2月21日、「ジャスミン革命」が中国に広がることは中国の民主化運動の発端になりうると指摘し、「民主」と「人権」は台湾で最も大切な価値観であり、中国での民主化と人権を要求する動きの広がりを注視し、党としても声援を送っていきたいとの考えを示した。
一方で馬英九総統も22日に声明を発表し、「民主」と「人権」は普遍的価値観であるとして、“大陸”に対し、新たな発想と広い度量で反対勢力を処遇するよう求め、“中華民族”に自由で民主的な未来が切り開かれるよう呼びかけた。