「太陽の党」立ち上げについて田母神俊雄氏が自身のブログで綴っていますので、転載します。
田母神俊雄氏と西村眞悟議員による「太陽の党」結成に大きな期待を寄せるところだ。
太陽の党立ち上げについて
9月25日記者会見をして休眠状態にあった太陽の党を立ち上げることを発表しました。現在国会議員は西村眞悟氏一人だけですが、国家観、歴史観が合致する人たちを逐次増やして行きたいと思います。但し人数が増えればいいと思っているわけではありません。日本を取り戻していくためには東京裁判史観に毒されていない人たちの集団にならなければいけません。よく人を見て勢力拡大を図っていきたいと思っています。
私は6月始めに新党立ち上げを宣言して、行動を始めました。しかし、新党立ち上げには現職国会議員5名の参加が必要です。ですから国会議員に声をかけて賛同を得なければいけません。私と同じ国家観、歴史観を持つ議員は沢山いると思いますが、現在それらの人たちはそれぞれ所属する政党から政党助成金を貰っているので、成功するかどうかも分からない田母神新党に移籍することは相当危険なことです。先輩方も新党立ち上げは諦めたほうがいいといって忠告してくれる方々が多かったことも事実です。
しかし何とか日本を取り戻したいという私の思いは強く、また一部の人たちは是非頑張ってくれと激励してくれていたので、諦めずに行動していると、石原慎太郎先生、平沼赳夫先生の方から大変ありがたい提案を頂きました。休眠中の太陽の党がある、これは次期選挙までは公党として有効で、現職国会議員1名が入れば政党として復活できる、無所属の西村眞悟議員と太陽の党を使ってはどうかというものでした。西村議員には都知事選でも強力に応援していただき、気心も知れているので2つ返事でOKし、太陽の党の誕生となったわけです。
さて太陽の党誕生までは極めて上手く行きましたが、問題はこれからの勢力拡大です。太陽の党立ち上げ直後から入党したいとか、選挙に立候補するので応援して欲しいとか申し入れがありましたが、そのような準備が整わないまま党が立ち上がったので、取りあえず皆様には少し待っていただくことで対応させていただきました。この1ヶ月スタッフの準備、事務所の開設、ホームページの作成等大急ぎで準備を進めてきました。10月末にはどうやら最小限の態勢が出来上がって、入党受付などが出来るようになると思います。
いま安倍総理が日本を取り戻すと言って頑張っていますが、いまの自公の連立の態勢ではそれは困難であると思っています。安倍総理の主張する憲法改正、国防軍構想、集団的自衛権の行使などに公明党は基本的に反対です。ですから安倍自民党の右側にしっかりとした柱を立てて、自民党よ、もっとしっかりやってくれという健全野党が必要です。この健全野党が勢力を拡大し、やがて自民党と連立を組み、自公分裂が起きて初めて日本を取り戻す態勢になると思います。私はその健全野党が次世代の党であると思っています。
そこで太陽の党は、次世代の党と連携して、次世代の党がより仕事がやりやすい状態を作るために、その砕氷船的役割を果たして行きます。これまでタブーであった、日本国民が目隠しをされていたようなことにも切り込みます。これまで我が国では国防に関することにタブーが多すぎたと思います。そのために戦後70年も経とうかというのに、経済大国でありながらアメリカに守ってもらい、自分の国を自分で守るという当然のことも出来ないままです。核武装とか武器輸出は悪いことなのでしょうか。戦前の日本に戻るというと、また戦争をする国にするのかなどと言われますが、日本は好戦的な国だったのでしょうか。終身雇用や年功序列は遅れたシステムなのでしょうか。家督相続制度や大家族制度は間違った制度なのでしょうか。
民主主義社会ですから議論にタブーがあってはいけないと思います。議論した後に多数決で決めればいいのです。戦後、戦前の日本を評価する議論そのものが封じ込められて来たきらいがあります。そのことが日本の自立を妨害していると思います。太陽の党は、古きよき日本を取り戻すために頑張っていきます。
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