日本が統一地方選挙を行った4月10日、ペルーでは次期大統領選の投票が行われた。候補者は、左派のオジャンタ・ウマラ元陸軍中佐、アルベルト・フジモリ元大統領の長女、ケイコ・フジモリ国会議員、元首相でエコノミストのクチンスキー氏の3人。

ケイコ・フジモリ

ケイコ・フジモリ

左派のオジャンタ・ウマラ元陸軍中佐(48)が得票率27%で首位、続いてケイコ・フジモリ国会議員(35)がつけ、6月5日の決選投票に進む見通しになっている模様だ。その場合、敗れたクチンスキー氏の支持票が、急進的なウマラ氏を嫌いケイコ氏に流れる可能性が強く、父子2代にわたる日系人ペルー大統領の誕生が現実味を帯びてくる。

アルベルト・フジモリ元大統領は、テロと貧困問題に取り組み、今なお国内での支持者は多い。その父を支えてきたのが長女のケイコさんだ。その意志は強く、苦境の中でも国会議員として国民から高い支持をえている。

最終的に開票結果が出そろうまでには数日かかる見通しだ。

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