放射線防護情報センター代表の高田純札幌医科大学教授は、自身のブログ「日本シルクロード科学倶楽部」で、日本の原子炉における耐震性の高さを評価した。
日本シルクロード科学倶楽部から転載
マグニチュード9の巨大地震が放出したエネルギーはいったいどれだけの大きさなのか!?
それは、ロシア、アメリカ、中国などが実戦配備している世界中の核弾頭3000メガトンが一斉に爆発した場合に相当する。
中国が東京に1メガトンの核ミサイルを撃てば、直径16キロメートルが炎上し、330万人が殺され、首都は壊滅するのだ。その3000発分が、三陸沖で一度に爆発するくらいの巨大地震が、3月11日に日本を襲い、東北の400キロメートルくらいの沿岸部がほぼ壊滅した。
それでも、日本が独自に開発した耐震性能を持った東北電力女川原子力発電所は巨大地震に負けなかった!
東京電力福島原子力発電所も、がんばったが、大きな傷を負った。しかし木端微塵にはなっていないのだ!
これがロシア製や中国製なら、地震に襲われた瞬間に破壊されたに違いない。チェルノブイリ事故や、四川地震で、わかっている。
日本の原子炉耐震性の高さは、中越沖地震で証明されていたが、今回も、そのすごさは示されたと、高田純は見ている。
化石燃料はいずれ枯渇する。
その始まりの時は21世紀後半である。
人類文明の危機を救うのは、核エネルギーだ。
神様は、長い時間をかけてそれを教えている。
わたくし高田純はそう見ている。
今、日本は神様に試されている。
がんばれ日本!!!