「挙国一致」の新内閣発表 チュニジア、邦人は出国
【チュニス共同】
ロイター通信によると、ベンアリ前大統領の強権体制が崩壊したチュニジアで、メバザア暫定大統領から組閣を命じられたガンヌーシ首相は17日、新内閣の布陣を発表した。主要閣僚は留任したが、連立協議により複数の野党から指導者が入閣した。前大統領支持者らと治安部隊との衝突や暴動が続くチュニジアでは「挙国一致政権」で治安回復を図るのが最優先課題。
一方、政権崩壊に伴う空港閉鎖などの混乱で出国できなかった日本人旅行者197人のうち、約120人が同日出国し、欧州や湾岸諸国経由で帰国の途に就いた。
ロイター通信によると、首都チュニス郊外では17日未明まで銃撃の音が響き、車やバイクから無差別発砲する暴徒が出た。