北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で日本の首席代表を務める斎木昭隆外務省アジア大洋州局長は11日北京入りし、中国外務省で武大偉朝鮮半島問題特別代表と会談した。斎木局長は「対話のための対話には関心がない」と指摘、北朝鮮への働き掛けで「一層の外交努力」を中国に促した。

互いの意見に隔たりがあったとしても自国の意見をはっきり主張しなければいけない。緊張状態であれば誤解を招かないよう、より一層の表現が必要だ。国を代表して外交するということはこういうことだ。
日本の総理や外務大臣が行ってたらこうはいかなかっただろう。官僚は現場のプロフェッショナルなのだ。
脱官僚ではなく、パートナーシップを強化するべきだ。

47ニュースを転載
武代表が6カ国会合を重ねて要請 斎木局長が訪中

【北京共同】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で日本の首席代表を務める斎木昭隆外務省アジア大洋州局長は11日北京入りし、中国外務省で武大偉朝鮮半島問題特別代表と会談した。武特別代表は6カ国協議の首席代表による緊急会合開催を重ねて要請したが、斎木局長は、北朝鮮の自制や非核化への取り組みが先決との立場で日本が米国や韓国と歩調を合わせていることを伝え、隔たりは埋まらなかった。

緊急会合は、北朝鮮の韓国・延坪島への砲撃で高まった軍事的な緊張緩和のため、中国が提案した。会談後、斎木局長は記者団に重ねて6カ国協議の開催要請があったことを明らかにした。

これに対し、斎木局長は「対話のための対話には関心がない」と指摘、北朝鮮への働き掛けで「一層の外交努力」を中国に促した。