本日午後、検察合同庁舎正面玄関に到着した鈴木宗男氏は「正々堂々と収監に臨む」と胸を張って収監に挑んだ。
数日前のニコニコ動画による生放送では、無罪を訴えながら検察との権力闘争を語った。
逮捕当時は検察の裏金スキャンダルを暴こうとしていたときだった。しかも人気絶頂の小泉政権時代。検察は何とか自分たちを守るために政治家を攻める必要があった。そして辻本は検察リークを流しているメディアに踊った。とにかく検察は小泉さんに貸しを作りたかった。
今の政権に望むことは
菅は総理になったとたんに「くさかんむり」がとれて「官」になってしまった。
仕分けをするなら、議員定数削減、国家公務員のボーナスをやめる、企業団体献金の廃止だ。税金の中から政党助成金というものをもらっているのだから、企業団体献金を廃止すればいい。助成金は共産党と無所属議員はもらっていないから、その人たちの数を引いて残りの国会議員で割れば一人当たり4500万円になる。十分な金額です。
マグロの漁というのは1年がかりで航海するそうです。私もそう思って行ってくるつもりです。拘置所と違って作業があるので読む本の数は減るだろう。
ロシアの友人たちには励まされた。レーニンもマルクスも刑務所に何回も入って、それから偉業を成し遂げた。たいしたことないじゃないか、頑張れといわれた。
以上のように、番組では終始明るく軒昂に語っていた。
鈴木宗男と佐藤優、小沢一郎その他、権力の都合によって犯罪者となる者は多い。これらは善悪ではなく強弱の結果だ。勝利したものが敗者の処遇を決める。法治国家などと綺麗ごとを言っているが、仮に鈴木宗男氏が国家を凌ぐ権力を持てば、検察組織が犯罪者集団として裁かれる。つまり権力闘争の結果だ。こうした戦いはこれからも永遠に続く。
鈴木宗男氏「正々堂々と収監。私は生涯政治家」
あっせん収賄罪などに問われ実刑が確定、6日、収監手続きに入った鈴木宗男氏は午後1時頃、紺色のスーツに緑色のネクタイ姿で、数十人の支援者に囲まれながら徒歩で東京・霞が関の検察合同庁舎正面玄関に到着した。
集まった約80人の報道陣に「真実が明らかにならなかったのは悔しく思う。賄賂はもらっていないし、やましいことはしていない」と自説を展開し、「日本は法治国家なので、国民の一人として決められたルールに従い、正々堂々と収監に臨む。私は生涯政治家で、これからも権力と戦う」と話した。
前日に娘や息子夫婦らと話したといい、「家族は『心配しないでいい』と言ってくれた。本当にありがたい」と涙を浮かべた。同郷の歌手松山千春さんから、「足寄のみんなも信じている」などとする応援メッセージも受け取ったという。鈴木氏は集まった支援者と笑顔で握手を交わした後、庁舎に入った。
同行していた新党大地の浅野貴博・代表代行は、「なぜ真実が明らかにならなかったのか、悔しい思いでいっぱいだ。鈴木からは『しっかり頼むぞ』と声をかけられたが、『安心して下さい、頑張ります』と答えるのが精いっぱいだった」と話した。