8月15日に尖閣諸島に上陸して中国の国旗をはためかし、あたかも中国の英雄のように凱旋帰国した活動家が、かつては反共産活動家であったことが判明し、中国内のネットで話題になっている。
こうした反日活動の背景には秋の党大会に向けた権力闘争があり、上海派(江沢民派)と団派(胡錦濤派)の熾烈な争いの延長線にある。反日教育をもとに世論の不満のはけ口として反日活動を容認してきた江沢民派と、日中関係を安定穏健路線ですすめたい胡錦濤派との確執だ。中国内で沸き起こる反日デモの主要地域などから推察すると、水面下で画策しているのは江沢民派であるというのが専門家の解析だ。こうした反日デモの目的は、事を荒立てたくない胡錦濤政権を窮地に追い込むことだ。胡錦濤政府が何もしないことを見越して、やがてそれを「弱腰政府」と表現し反政府デモに転換する。過激な反日活動の発端は、実は中国の国内事情である。
反共産活動家が経済的窮地に陥り、江沢民派から多額の資金援助を受けて演じた尖閣上陸だったのだろうか。
ロケットニュース24 8月20日
尖閣諸島上陸の中国人活動家が中国国旗を燃やしていたことが判明
8月15日に香港と台湾の活動家が尖閣諸島に上陸、中華人民共和国と中華民国(台湾)の旗を立てた。すでに全員強制送還済みだが、日本では「現地では英雄視されている」と報じられている。
その「英雄」の一人が中国の国旗を燃やしていたことが判明したそうだ。中国ネットユーザーに少なくない驚きを与えている。
サーチナ・トピックス
尖閣上陸逮捕、香港メディアが伝えた逮捕者の名前と肩書
沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の魚釣島に香港の活動家らが上陸し逮捕された事件で、香港紙・蘋果日報(アップルデイリー)は16日、逮捕者14人の名前と出身地、肩書を以下のように伝えた。
なお「保釣人士」とは「釣魚島」の領有権を主張する活動家の意味。社会民主連線(社民連)は香港の民主派政党のひとつで、天安門事件の再評価を要求する点では中国政府と対立している。羅堪就容疑者らは6月に不審死した湖南省の民主活動家、李旺陽氏の事件では中国当局に真相究明も求めていた。
(上陸した5人)
曽健成(56歳)香港・社民連メンバー
盧松昌 (60歳)香港「保釣人士」
古思堯(66歳)香港・社民連メンバー
方暁松(35歳)中国・福建省厦門(アモイ)「保釣人士」
伍錫堯(45歳)澳門(マカオ)保釣行動委員会主席
(乗船していた9人)
羅堪就(62歳)船主、香港・社民連メンバー
楊匡(45歳)船長、香港社会運動家
王化民(67歳)船員、香港「保釣人士」
梁培錦(45歳)フェニックステレビ(鳳凰衛視)カメラマン
蒋暁峰 (40歳)フェニックステレビ(鳳凰衛視)記者
張金滿(64歳)機関長
郭容明(50歳)船員
張偉民(30歳)船員
張偉強(39歳)船員