東日本大震災の被害情報は、ドイツや台湾・中国などで過剰報道されているが、日本語の現地報道が海外メディアに正確に伝わらず、津波や原発事故の映像だけが先行して想像を煽っている感がある。政治的なプロパガンダも見逃せないが、まず日本側にたった正確な情報を発信する欧米人が少ないことも大きく影響している。

ダニエル・カールさんはYoutubeで、
「海外のヒステリックな報道は日本国内の外国人にパニックを誘発している。やめてほしい。」と訴えている。

混乱時に必要なのは、こういう人たちによる正確な情報発信だ。

言葉の壁を利用した政治的情報操作を崩すためにも、そして何より過剰に心配している人たちに正確な情報を届けるためにも、こうした方々の協力は欠かせない。

こういう人材を確保しておくのも危機管理の一環だろう。英語だけではなく、10カ国語ぐらいの備えは必要だ。

ダニエル・カールさんがこうした情報発信をしてくれたことに、心から感謝したい。