いやな話題が続いた相撲界だが、いい横綱がいるではないか。白鳳は「若いころを思い出し、しっかりやらなければと思った。相撲のおかげで今の自分がある。恩返しのつもりで開いた。回を重ね、永遠に続けていければ」と話したという。強い横綱としてのみなぎる自信と貫禄が優しさを生むのだ。日本人としてこうありたい。
日本とモンゴルの子どもたちが熱戦 白鵬杯親善相撲大会
現役横綱の名前を冠した「白鵬杯日本・モンゴル親善交流相撲大会」(同実行委員会主催)が19日、大阪府堺市の大浜公園相撲場で開かれた。日本各地やモンゴルから参加した小中学生約750人のちびっ子力士の熱戦を、白鵬関が熱心に見守った。
「日本とモンゴルの子どもたちが共に土俵で交流できる大会を」という白鵬関の思いが実現した大会。白鵬関を名誉会長とし、関西の好角家らが実行委を立ち上げて開催にこぎ着けた。
試合は四つの土俵を使って個人戦と団体戦を行い、子どもたちの真剣勝負に白鵬関の視線もくぎ付け。「若いころを思い出し、しっかりやらなければと思った。相撲のおかげで今の自分がある。恩返しのつもりで開いた。回を重ね、永遠に続けていければ」と話した。
実行委員長で大阪府相撲連盟の朝井英治理事長(40)は「白鵬関は子どもたちに本当の夢を与えてくれた。相撲をする場所が少なくなる中、大会を通して普及や環境づくりにいかにつなげていくかを考えていきたい」と話していた。