民進党は先の総統選挙で国民党の馬英九に敗れたとはいえ、接戦に持ち込み、国会議員選においては大きく議席を増やした。これは蔡英文主席の大きな功績だ。今後党内の結束と高揚をはかるうえで、陳菊高雄市長が最高の人選となるのか、5月の党大会で決定する。
「肝っ玉母さん」という言葉がほんとに似合う風貌だ。
ウイペディア: 陳菊
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成24(2012)年2月23日通巻第3569号 を転載
台湾最大野党「民進党」の代理主席に陳菊(高雄市長)
今度は肝っ玉母さんが台湾政治を牽引する
学者先生から肝っ玉母さんにバトンタッチがなされた。
おかっぱのおばさんから、エネルギッシュなおばさん、陳菊代理主席は、肝っ玉の座った女性闘士でもある。
台湾の最大野党=民進党は22日に開催した中央執行委員会で、蔡英文主席の辞任を受け空席になる党主席の臨時代理に当面、陳菊女史を当てることを決定した。
陳さんは南部最大都市の高雄市長。民進党の大票田である。
彼女自身は宜蘭県の出身で早くから民主化運動に携わり、党創世期から活動に挺身し、陳水扁政権では閣僚も経験している。
党の大会は5月27日。正式な主席はそこで決まる。