中央アジア研究所主催:東トルキスタンの歴史文化講座
第1回 現代ウイグル人の起源および形成過程

19世紀80年代後半に東トルキスタンが清国に属国として占領され、中国内地並の省制がひかれて新疆省となって以来、短期間独立状態を維持していても、国共内戦後の1949年に再び共産党支配下の中国に統一され、1955年に新疆ウイグル自治区が設置されました。

この間、東トルキスタンの主体的国民であるトルコ系ムスリムウイグル人の起源と形成過程は支配者側の都合のいいように作られ、“学術的成果”としてまかり通っている。即ち、現代ウイグル人は東トルキスタンの原住民ではなく、840年北方ウイグル帝国が崩壊した後にこの一帯に逃れてきた遊牧ウイグル人の子孫であり、それまでにこの地域に生活していた人々は、現代ウイグル人とは関係のない存在、という“説”である。実際、歴史の事実はこの“説”を根本から否定する。

今回は、多くの歴史的事実に基づき、現代ウイグル人は元々東トルキスタン領内に紀元前数十世紀以前から活動していた人々とも血が繋がっていること、文化的にも継承していることを説明し、東トルキスタンは現代ウイグル人の固有の祖国であることを証明する。

講師 トゥール ムハメット (農学博士)

講師略歴
東トルキスタン生まれ。
1985年7月 北京農業大学卒業
1985年8月 新疆農業大学 助手 3年後講師
1994年4月 九州大学大学院 入学
1999年3月 農学博士号取得
1999年4月 九州大学客員研究員
2000年9月以降 民間企業就業
2008年から東トルキスタンにおけるウイグル人の人権問題を日本で訴える活動を展開。「WILL」などに投稿論文発表など。

詳 細
日時 2011年9月17日(土)17:30 – 19:30
会場 若松地域センター
東京都新宿区若松町12番6号
大江戸線 若松河田駅 河田口より徒歩2分
※若松町特別出張所と同じ建物内にあります
参加費 1000円
申込先 rare.metal09@gmail.com
主催 中央アジア研究所

リンク
中央アジア研究所
ブログ:トゥール ムハメット
twitter: @etman09
facebook: トゥール ムハメット
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