サーチナ
2011/01/15(土)を転載

中国漁船が台湾海域に侵入、激しく抵抗し漁船28隻が応援に

14日未明、台湾側海域に侵入して作業を行っていた中国漁船が、臨検しようとした台湾海岸巡防署(海上保安庁)に激しく抵抗し、6人が負傷する事件が発生した。中国漁船は28隻の中国漁船の応援を呼び、金門港を包囲して中国人漁船員の解放を要求した。にらみ合いは5時間以上に及んだ。鳳凰網が報じた。

14日深夜1時半、1隻の中国漁船が金門海域に侵入して作業をしていたところを台湾海岸巡防署が発見した。海岸巡防署は臨検を要求したが、漁船員が竹ざおやレンガなどを使って抵抗した。

中国漁船が海岸巡防署によって小金門の羅暦漁港に連行されると、中国漁船は無線で応援を要請した。応援要請によって28隻の中国漁船、合計83人が駆けつけ、漁港を包囲し、台湾海巡に対して拘束された中国人漁船員の開放を解放して5時間以上にわたり対峙した。

衝突の際、台湾海岸巡防署の署員2人と中国人漁船員4人が負傷した。6人は海岸巡防署によって金門の病院に搬送され、治療を受けた。激しく抵抗した中国人漁船員4人は、公務執行妨害の疑いで金門海巡隊に逮捕され、金門地検に移送された。(編集担当:畠山栄)