懲罰事犯(ちょうばつじはん)は、衆議院および参議院に所属する国会議員に対して、懲罰を与えることが相当であると主張する場合に議院に提出される議題である。報道等では懲罰動議とも呼ばれることが多い。
産経ニュースを転載
【中井氏非礼発言】自民は懲罰動議を要求 民主は否定
みんなの渡辺氏は「土下座でお詫びを」
自民党は1日午前の衆院議院運営理事会で、11月29日の議会開設120年記念式典で、民主党の中井洽衆院予算委員長が来賓の秋篠宮ご夫妻に「早く座れよ」と述べ、不平を漏らした問題について「極めて失礼で、院の権威を著しく汚す」と、中井氏の懲罰動議を要求した。これに対し、民主党側は「『立たせていてはご夫妻に失礼ではないか』と言った」として、中井氏の「早く座れよ」との発言を否定した。このため、中井氏に確認の上、午後に改めて理事会を開いて協議することになった。
また、川端達夫議運委員長(民主)が、式典中に自民党の逢沢一郎国対委員長の携帯電話の着信音が鳴ったことを挙げ、「お互いに気をつけるべきだ」と発言、自民党の菅義偉(よしひで)筆頭理事は「自民党はすぐに11月30日の議運理事会でおわびした」と反論した。中井氏の発言をめぐっては、自民、公明両党の国対委員長が国会内で会談、公明党の漆原良夫国対委員長は懲罰動議に前向きに検討する考えを示した。
みんなの党の渡辺喜美代表も国会内で記者団に「民主党のけじめのなさ、精神状態が緩んでいるところから発生した事件だ。まずは中井氏が土下座しておわびをすべきだ」と述べた。その上で、懲罰動議に賛同する考えを示した。
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