あの衝撃的な逮捕は国内にとどまらずアジア各国でも大きく報じられた。とき同じくして政権交代選挙といわれた衆議院選挙の真っ最中だった。選挙に熱くなった人は、芸能人の麻薬などどうでもいいじゃないかといい、酒井法子事件が気になる人は、選挙なんてどうでもいい、とテレビにくぎ付け。双方の割合は同列に報じられていたように思う。

なぜ今自叙伝を出版するのか?復帰への布石か?国内よりも海外での売り上げのほうが大きいだろう。中国の報道では、酒井法子は結婚相手が悪くて人生を誤った。あくまでも被害者であり、本人はそんな人ではないと、国を挙げての弁護的報道が目立った。

せめて執行猶予が終わってからでもよかったのでは。

産経ニュース を転載
酒井法子さんが自叙伝「贖罪」出版へ 
来月3日、朝日新聞出版から 転落の軌跡綴る

覚せい剤取締法違反(使用、所持)の罪で有罪判決を受けて執行猶予中の元女優、酒井法子さん(39)の自叙伝「贖罪(しょくざい)」が12月3日、朝日新聞出版から発売されることが分かった。同社が29日、発表した。

同社は「事件や薬物、家族や仕事のことなど、のりピー誕生から転落までの軌跡を克明につづった初の自叙伝」としている。酒井さんが経験してきた女性や母親としての葛藤や苦悩、事件の真相に加え、秘蔵写真も多く掲載されるという。

酒井さんは昭和61年にアイドル歌手としてデビュー。活動をアジア各地に広げ、テレビドラマ「星の金貨」(平成7年)に主演するなど女優としても活躍した。私生活では平成10年に結婚、男児をもうけた。しかし、昨年8月に覚醒剤取締法違反(所持)で逮捕され、懲役1年6月(執行猶予3年)の有罪判決が確定した。