2010年12月1日【札幌】 第6回放射線防護医療研究会
シンポジウム「核放射線技術 国民保護と平和利用の推進」

総合討論 「9.7尖閣事件と国民保護」
放射線防護医療研究会から転載

第6回放射線防護医療研究会の開催にあたり

わが国の国民保護法と基本指針が整備され、核放射線に関連する国民保護課題の研究を推進することを目的として2005年に本研究会が発足しました。本第6回研究会を準備する最中に、正に国民保護に関わる重大な事件が、核武装し軍事拡大路線を突き進む隣国・中国によって引き起こされました。

地球資源は有限であり、その地理的分布は不均一で偏っています。そのため、地下資源を求めて、世界各地で紛争が生じる現実があります。9月7日に、わが国の尖閣諸島海域に中国漁船が不法に侵犯した事件の背景にそうした中国の資源獲得の狙いを含む覇権主義があると考えられています。

総合討論では、9.7尖閣事件と国民保護を主題として、関連する核防護問題を取り上げます。政府の議論が不透明ではありますが、アカデミックな場としての議論を独自にすべきと思います。

研究会代表世話人 高田純理学博士 札幌医科大学教授
平成22年11月10日

【資料リンク】
総合討論 「9.7尖閣事件と国民保護」
放射線防護医療研究会のHP 
日本シルクロード科学倶楽部