新幹線事情に見る、台湾と中国の対局
台湾の新幹線事情
当初は日本とドイツから輸入予定だった台湾新幹線は、集集大震災を機にすべてを地震対策の充実した日本製に変更した。ドイツに高いキャンセル料を支払い、開業を一年延期しての大変換だった。利益よりも利用者の安全と信頼関係を重視した。そして安全で快適な新幹線はさらに需要が増してきたため、再び日本の車両を新規購入するという。大歓迎だ。
中国の新幹線事情
日本の技術を盗んで自主開発と言い放ち、お金を払わない中国。その後の列車事故では現場に穴を掘って車両を埋めるという不可解な行動を起こし、利用者に多大な損害と恐怖をあたえた。高度な技術を、中国だけには売りたくない。
台湾新幹線、日本から車輌を新規購入の予定
(台北 20日 中央社)日本の新幹線の車両・技術を導入した台湾高速鉄道(高鉄)の取締役会が19日、日本から車輛を新規購入する案を採択した。
高鉄は総経費66億2112万台湾ドル(約183億円)を使って従来と同様の700T型を12両編成4本(48輌)購入する予定だ。
第1弾は来年導入され、2014年初頭に営業運転開始する見通し。車輛の引き渡し終了は遅くとも2016年までにと見込まれている。
高鉄の利用者数はこの2年間、増えつつあり、1日平均では平日の場合は延べ12万人、休日には14万人に達している。
休日ラッシュ時の運行計画が立てにくいのに加え、2015年には南港、苗栗、彰化、雲林の四駅が新設され、それに伴う深刻な車輛不足が予想されることから新車両を購入する運びとなった。
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