中国共産党による尖閣諸島沖の漁船衝突事件以降、一般市民によって全国的に広がっている反中国デモ。主催は民間団体「頑張れ日本!全国行動委員会」(田母神俊雄会長)を中心に、草莽全国地方議員の会、日本李登輝友の会、台湾研究フォーラムなど。インターネットの呼びかけを中心に広がりを見せたが、今では人から人への直接的な呼び込みも目立つようになった。参加者は老若男女を問わず、子供連れの若年夫婦や車椅子に乗った老人まで幅広い。自分たちの暮らす地域、子供たちの将来を育む国家というものへの防衛意識が高まっている。国防に消極的な政府への不満も合い重なり、市民一人ひとりが行動するようになった。

なぜ今まで放置してきたのか、私たち一人ひとりがもっと早くこうした行動に目覚めていたら今ほどの深刻な状況に陥ることはなかったのではないか。反省し、前進したい。

2010.11.20産経新聞を転載

「中国の侵略許さぬ」 大阪で3300人抗議デモ

沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関し、民間団体「頑張れ日本!全国行動委員会」(田母神俊雄会長)などは20日、大阪市内で中国政府への抗議デモを行った。尖閣問題をめぐる同団体のデモは関西で初めてで、約3300人(主催者発表)が参加した。

先導したのは、関西本部代表の西村真悟元衆院議員や大阪支部代表の三宅博元八尾市議ら。「中国の侵略を許さない」「日本の領土と主権を守り抜く」などと訴え、西区の新町北公園からミナミまで約3キロを歩いた。日本の国旗を手に参加した家族連れや学生の姿も目立ち、中国に配慮して衝突映像を一般公開しない日本政府の対応を批判する声が多く聞かれた。
インターネットの呼びかけで参加した大阪市内の男性(41)は、予想を超える大規模なデモに「まだ日本に希望が残っていると感じた」と話していた。

2010.11.20産経新聞

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頑張れ日本!全国行動委員会
西村真悟
山際澄夫