2日付の台湾メディアは、検察当局が国防部軍事情報局(軍情局)の羅奇正大佐と中国に長期滞在していた台湾人ビジネスマンの羅彬氏を、中国への軍事機密漏洩容疑で逮捕したと報じた。2人は100件を超える機密情報を中国当局に提供したとされる。

羅彬容疑者は数年前からビジネスマンの身分で中国に渡り諜報活動を行っていたが、2年前に中国当局に逮捕された。これ以降は中国側のスパイとなり、羅奇正容疑者から台湾側の対中諜報網など機密情報を集めて、中国当局に流していたとみられる。2003年にも軍情局関係者絡みのスパイ事件は起きている。

な~るほど・ザ・台湾2010.11.03