「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成22年(2010)11月8日(月曜日)通巻3124号 転載
おりもおり英国キャメロン首相が財界率いて北京入り
しかしノーベル平和賞式典には大使が出席し、外相は北京で人権問題を提議する
2010年11月8日、英国の代表団は財界代表がずらり、キャメロン首相が率いて、嘗てない規模で訪中する。まっさきにサインするのはスコッチウィスキーの対中輸出倍加だそうです。
英中貿易は550億ドル、中国の輸出が英国のそれより三倍大きい。
中国で、キャメロン首相は胡錦濤、温家宝と会談し、個別協議を北京でおえてG20入りする。
中国は西欧各国に「ノーベル平和賞式典をボイコットするよう」厳命しており、西側民主主義国家はあっけにとられている。
英国はスエーデン大使が出席するとしており、また人権問題と劉暁波釈放要請を英国外相が北京で公式に提案するとしている。
日本はまだ北京大使の召還もしていない。ロシア大使ははやばやと帰国させてしまった。この調子だとノーベル平和賞式典に欠席するんじゃないでしょうね?