なんとも時代にマッチした誤放送だ。熊本ではなく沖縄八重山諸島なら更に現実味を帯びただろう。誤放送ではなく、次回は全国的レベルでやれば良い。
宇土市、「ゲリラ攻撃の可能性」と誤放送
宇土市は28日午前10時45分ごろ、防災行政無線で「当地域にゲリラ攻撃の可能性がある」として屋内への避難を呼び掛ける放送を誤って流した。市は誤放送の直後と30分後に「先ほどの放送はテスト放送だった」との訂正放送を流したが、事実確認の電話が市民から殺到し、職員が対応に追われた。
市環境交通防災課によると、市は同日、総務省が実施した全国瞬時警報システム(Jアラート)を利用した緊急地震テスト速報の全国一斉訓練に参加。国の警報発信を受けて、地震速報のメッセージを防災行政無線で自動放送する手はずだったが、無線が起動しなかった。
このため市職員が手動で無線を起動。あらかじめ登録してあったメッセージを放送しようとしたところ、「当地域にゲリラ攻撃の可能性があります。屋内に避難し、テレビ、ラジオをつけてください」と、武力攻撃の危険がある際に流すメッセージが、市内77カ所に設置されたスピーカーを通じて流された。
放送後、市には「テレビでは何も放送されてない」「ずっと家の中にいるが、解除されたのか」などの電話での問い合わせが、30分間で50件以上あったという。
誤放送の原因は調査中という。放送メッセージの設定は、無線などの保守業務を委託している熊本市の業者がしていた。
同課は「市民に迷惑をかけて申し訳ない。原因を究明し、二度と起きないよう徹底したい」としている。(後藤幸樹)