沖縄ではよく見かける光景だが、交通事故現場などで救命活動や交通整理をしているアメリカ人兵士がいる。彼らは日常的にそうした訓練を受けているので、事故現場に遭遇すると素早く的確に行動する。
当然のことながら被害者からは感謝されるし地元の警察署からも感謝状を授与されるが、沖縄の地元メディアは一切報じない。

ごーやーどっとネットより転載
【沖縄県浦添市】二人の海兵隊員が8月23日、浦添警察署において感謝状を授与されました。

浦添市にある海兵隊キャンプ・キンザーで電子機器技術員として勤務するバーンハム伍長とメカニックのロサス上等兵は、新しく沖縄に転任してきた隊員らを交えて宜野湾港マリーナ向かいにあるあるラウンドワンスタジアムに来ていました。

夜の9時過ぎ、二人はラウンドワンを後にし、数キロ離れた兵舎のあるキャンプ・キンザーに戻るため国道58号線沿いを歩いていました。

そこで彼らは車と車が出会い頭に衝突する事故現場に遭遇しました。

バーンハム伍長は、「車同士がぶつかるのを目撃し、本能的に現場に向かって走り出していました。事故を起こした一方の車の運転手は自力で車から降りてきましたが、もう一方の車の運転手は降りてこなかったので、急いでその車に駆け寄り窓をノックしました。すると運転手は首を押さえて苦しそうにしていたので、抱き抱えて運転席から担ぎ出し、歩道に安静に横たえました」と当時の状況を説明してくれました。

ロサス上等兵によると、事故車両が突然燃え出したので、すぐさま歩行者が危険に巻き込まれないように周りの安全を確保したと話してくれました。

そしてロサス上等兵は、「近くの店から消火器を持った地元の店員が出てきて二人に消火器を渡したので、急いで消火に努め、警察が到着するのを待ちました。暫くして警察が現場に到着すると、その場を後にし基地へ戻りました」と話してくれました。

バーンハム伍長によると、海兵隊では隊員として何事にも常に対応できるように準備を整えて置くように教え込まれると、次のように述べました。

「海兵隊員は他の人が躊躇(ちゅうちょ)したときも、常に行動を取る用意ができています。危険にさらされている人を見かけたら本能的に助けるのが海兵隊の基本です」

勇気ある行動で沖縄県民の命を救った二人の海兵隊員には、浦添警察署の崎原永克(えいかつ)署長直々に感謝状が手渡されました。

感謝状には、「あなたは平成28年4月16日、沖縄県浦添市牧港5丁目在国道58号線において、車両火災を発見するや迅速な対応で消火活動を実施し、被害の拡大防止に大きく貢献されました。その功績を讃え、深く感謝の意を表します」と記されています。

崎原署長によると、浦添署では事故の被害を最小限で食い止めた二人の海兵隊員の行動に感謝していると、次のように話しました。

「彼らの勇気に感謝しています。通常、車両火災は大爆発を起こしかねないし、それに対応することは非常に危険が伴います。二人は車両火災を食い止めるのには、十分に勇敢でした」

沖縄男性の命を救ったバーナム上等兵(写真右)とローサス伍長(写真左)

沖縄男性の命を救ったバーナム上等兵(写真右)とローサス伍長(写真左)


※沖縄男性の命を救ったバーナム上等兵(写真右)とローサス伍長(写真左)に、感謝の言葉と激励のメッセージ、できるだけ多くのシェアをお願いいたします。
記事:dvids(英文)

MARINES TV (海兵隊テレビ):その時の様子を語っています。